El Greco

昨日早く寝たおかげで5時前に起床。

 

朝からずっと読書。雑誌大賞を受賞する前から気になっていたブルータスの『文芸』を読了。正直エンタメ小説に対する気持ちはほとんど薄れているし、これ読んだからってそういう小説をバンバン読もうって気にはならなかったけど、まぁ気分転換にはいいかな。

石田衣良とか山崎ナオコーラとかそういうジャンルにもちょいちょい好きな作家はいるし、わざわざ文芸誌を買うことはないかなぁ。

 

普通に生きてて色々不足するものを感じるし、当分は(少なくとも学生やってる間くらいは)評価の定まっている本を継続して読んでいきたい。幅広く読むつもりだしタイトル買い・表紙買いもするだろうけどさ、それは遊びっていう認識で。

 

今読んでる本が『ナボコフの文学講義』の下巻なんだけど、『文芸』における作家同士の対談とは比べ物にならないくらいおもしろいからね。今はエンタメ小説よりも純文学のほうが興味ある。

なんか、「良い読者」であるかも怪しい僕が言うのもヘンだけど、『ナボコフの文学講義』にとりあげられてるような作家は文学者だなぁって感じるけど、今の現代の小説家って文学者って感じが全然しない。そういう軽い感じがウケてるってのはわかるし、石田衣良が『チッチと子』でやったようなある種の開き直りもおもしろいとは思うけど、どうせなら真正面から書かれたものを読みたいっていうか。ヘッセの人生に対する向き合い方とかめっちゃかっこいいやん。ヘッセ大好きです。

 

まぁ、いいや。

 

ブルータス読み終わった後は渋谷に向けて移動。

と見せかけて友達が絶賛してたから興味のあった上野の東京都立美術館のエル・グレコ展へ。

うん、いいんだと思う。世界史的知識はそれなりにあるけど、キリスト教的知識が全く足りないから楽しめてない感がすごい。そのうちわかるようになるのを期待して図録を購入。

 

その後は飯食って(上野の麺屋武蔵。もう行かない)バイトして終わり!

最近牛の家に通いまくってる。